革砥とか模様替えとか
MATCH Leather Works でございます。
寒さが尋常ではありません。天気は快晴、気温は2℃。ヤバいよ、死んじゃうよ。何せアレです。ファンヒーターの設定温度は25℃なのに気温が7℃から動かないんですもの。ダルマストーブでも設置出来ればいいんだろうけど…せめて灯油ストーブを用意しようかしら。
でも明日は3月並みの気温なんですって。もう意味がわからないよ!
革包丁を研がなくちゃ
革をいじる方の大半が持っておられるであろう革包丁。正直なくても構いませんけど。カッターで充分とも言えます。切れ味悪くなってきたら先を折ればいいだけと手軽ですし。別たちだってあるから革包丁と同じような使い方も出来ます。最近は便利な世の中になったものです。
そんな事言っといて私も革包丁は持ってます。昔はカッターと別たち使ってましたけど。替刃でラクラクもいいけど、自分の手に馴染む道具も大事です。「切る」って革細工には必須の作業ですからね。型抜き機とか持ってる人は除く。
革「包丁」ですから当然切れ味が落ちたら研ぐ必要があります。砥石でシャコシャコやるヤツです。某大型モンスターを狩猟するゲームみたいにボタン一つで簡単に研げればいいですが、そんな簡単にはいきません。水を使うのでこのクソ寒い冬には出来ればやりたくありません。いや、ちゃんとやりますけどね。
で、研いでも使ってれば切れ味は落ちていきます。某狩りゲー風に言うなら白から青、緑に切れ味ゲージが下がっていく訳ですね。ちょっと切れなくなったからって研ぐのは大変です。じゃあどうしろっての!
革砥の出番ですよ、奥さん!
革砥?
ハイ、革砥です。「かわと」と読みます。革で作った砥石みたいなモンですね。
何回も切ってるとキンキンに鋭かった刃も次第に丸くなってきます。それを大きな手間をかけずにまた鋭い状態に戻す訳です。少しだけ丸くなったから少しだけ研ぎ直すって感じでしょうか。
じゃあソレってどんなの?
こんなのです。まずは厚めの革端切れを用意します。で、革に油をつけましょう。椿油とかがいいのかもしれませんが、そんなステキなものは手持ちにありません。私は錆止めの機械油を使ってます。自分が坊主にする為のバリカンに付属してたヤツ。なくなったらちゃんとした油買いますけど。
それを全体に広げたら研ぐ為の研磨剤をつけます。一般的には青棒と呼ばれる鏡面仕上げ用の研磨剤が使われるようですね。私も近くのホームセンターとかで探してみたんですが、全然見つかりませんでした。じゃあ何使おうかと考えて、行き着いたのが彼です!
仏具磨きのお供、ピカール!ホントは液状のモノにしようと思ったのですが、このタイプを試してみたかったので使ってみましょう。缶に入ったペースト状。錆取りやら下地処理に使われるそうです。ホントの鏡面仕上げなら液体ピカールの方がいいですよ。で、コイツを先程の革に塗り込んでやります。
あとは革包丁を砥石で研ぐ要領でゴシゴシやってあげましょう。何回かやるだけで充分です。ちゃんとこれで切れ味回復しましたよ!切って磨いて切って磨いて「あ、これはダメだな」ってなったら研ぐ。これでだいぶストレスフリーです。
ホームセンターにあるモノで案外なんとかなる。色々試してみるモンですね。
作業場、模様替え
同じ空間が続くと、なんとなく息が詰まったような気持ちになってしまいます。なので定期的に模様替えをするようにしておりまして。今回は作業スペースを部屋の奥に。休憩及び来客スペースを手前に移動させました。テレビを撤去してラジオとabema TVで沈黙をツブしていたのですが、テレビを導入しました。何故か?
こういう事です。レトロゲームフリークの私としては、部屋の片隅で眠っているファミコンを活躍させたかったのです。
ソフトも色々ありますよ!
何故か2本あるゼビウス・魔界村・ドラゴンバスター・ファンタジーゾーン。なんでカブってるんでしょうか。遊びに来て頂いたお客様にカブり分をプレゼントしようかしら。
これで休憩も来客も完璧だ!是非遊びに来て下さいませ。
今回は、雪撲滅と早く春が来る事を祈って若草色の大財布を作りました。2/5のフォレオ手作りマーケットに持参致します!
「こんな色って出来る?」とかお気軽にご相談下さいませ。
さ、次は滅多にやらないインレイ加工の長財布です。デザイン考えなきゃいけませんのでしばらくは紙とにらめっこ。
頑張るぞー!
お付き合い、ありがとうございました。