MATCH Leather Works の All That's BANZAI !

長濱レザーのMATCH Leather Works

たまにはカラフルの話をしようか

 MATCH Leather Works ございます。

 少し遅くなりましたが、ハンドメイド市場@ポートメッセなごや無事終了致しました。全ての皆様に感謝申し上げます!初の遠征、初の大会場でオロオロしまくっているオッサンに優しくして頂いてありがたい限りですよ、ホントに。

 次回の出店は恋するマルシェ@多賀。こちらはとってものんびりとした環境でリラックス出来るので、是非足をお運び下さいませ。

カラフルものについて

 さて、前回のハンドメイド市場や他の出店時にも言える事があります。それは「カラフルもの、人気ですよね」という事。自分としてはべんがらモノを倍プッシュの勢いで布教したいのですが、やはりビビッドな色使いのものは女子の皆様に人気です。だって色鮮やかですもの。カワイイは正義だもの!

 という訳で、カラフルものについて今日は少し。

自分で染めてます

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 ここ最近の作品群。ここいらのモノは全部手染めにて色付けをしています。ビビッドな色のヌメはあんまり置いてないので、自分で好みの色に染めつけて作品を仕上げている訳です。
 もちろん「面倒臭い」とか「時間がかかる」とか「染料代がバカにならない」といったデメリットはしっかり存在します。それこそ色革買って来たらラクチン極まりない訳で。でもそうしないのはちゃんとメリットがあるからです。

 では、メリットとは?

 まず一つは、混色によって色の作成・調整が出来る事。「もう少し赤が強い方がいい」とか「ほんのり黄緑になるように調整したい」とかが可能なので、自分のイメージをしっかり表現出来ます。
 グラデーションカラーが作れるのもメリットの一つです。作品の大きさに合わせてグラデーションを入れられますし、方向だって自由自在。これも表現の幅を広げる事が出来る部分です。
 あと大きいのは、大量の革在庫を抱えなくて済むという事。これは大きいです、正直。今自分が展開出来るカラーを半裁で買ってたら破産します。なんせド貧乏なので。大量に保管したまま使わずに不注意でカビ生やしてしまったりしたら泣くに泣けません。そもそも原色マゼンダのヌメとか売ってるの見た事ないです。だったら作ります。

 結果、一枚の生成ヌメをどういう風に表現するかを考えるのが好きなのです。それがカラフルだったりグラデーションだったりべんがらだったりという形になっています。カービングとかの方が多彩な表現が出来るのかもしれませんが、それは他の革作家さんにお任せします。どうしてもそういう細工が必要になったら手を出すかもしれませんけど。

ハンドクラフトの意義?

 難しいですよね、こういうの。個人的には全身ユニ○ロやし○むらファッションの中に、誰も見た事のない自分だけのものを取り入れる為のものな気がします。ある意味の自己表現や自己主張。ただの量産機ではないのだ、ザクではないのだ、シャア専用ザクなのだ、という感じでしょうか。でも全員がアルマーニとか着てると全ての人がシャア専用になってしまうので「いや、私は同じシャア専用でもゲルググですから」と言いたくなる。
 要は他の人とカブりたくないんですよ、きっと!だって自分がそうですもの!ユ○クロで買ったTシャツ着て出掛けて正面に同じカッコの人いたら切ない気持ちになりますもの!
 「ねぇ、それドコで買ったの?」って言われたいし、少し他人からハズしたい。そんな気持ちのお手伝いが出来れば、自分が作品作りをしている意義はきっとあるでしょう。

今日の成果

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 オーダー頂いたキーケースが完成しました。車のカギって種類が色々あるから大変!これ一発でなんでもイケるぜ!とは言えませんからね。今度確認してもらってお渡しです。
 あとカバンの試作をやってます。本番に取り掛かるのはまだ先になりますが、今のうちに試作で形と仕上がりのイメージを掴みたくて。うーん、大物は大変!

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 あと、味のマルタイは至高。大事な事なのでもう一回言います。味のマルタイは至高。

 

 お付き合い、ありがとうございました。