MATCH Leather Works の All That's BANZAI !

長濱レザーのMATCH Leather Works

リサイクルレザー?

 MATCH Leather Worksでございます。

 唐突に暑くなってきました。なんでしょうね、身体が全然ついていきません。こうなるとシャトレーゼ様のチョコバッキー(チョコミント味)が恋しくなってきます。はい、バニラよりチョコミント、町本です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 そんな事書いてますが、なんだかんだでマジメに頑張っています。現状としては、出店ラッシュも終わりアジト作成および作品の見直しを行っている時期。指先じゃなくて頭動かしてる状態です。

 頭グルグルさせる時はいつも作業場をグルグル歩き回ってるんですが、ふと目に留まったモノがあります。

 大量の革ハギレ。

 もったいなくて捨てられないのです。素材として、というよりも命の一部を貰い受けているのだから「いらなーい!」なんて到底出来ません。きっとどこかで使うはず…としまってあるのです。

 これを上手く活用出来ないか…といつも考えているのですが、なかなか思いつきません。で、インターネットという超巨大な海で検索をしてみたら見慣れない言葉が出てきました。

 リサイクルレザー。

 なんぞそれ。オジさん初めて見ましたよ。で、ちょっと調べてみました。

 リサイクルレザー、ボンデッドレザー、レザーボード等と呼ばれており、カバンやクツの製造過程で出るハギレを繊維状に加工して樹脂と組み合わせてシート状にしたもの…だそうです。表面をウレタン加工して色々なモノに使われているそうな。

 ヨーロッパ圏ではだいぶ昔から製造されており、環境保全意識が高く環境に良い素材を利用した製品を積極的に使う事が多いそうな。(武田産業様サイト参考)

 おぉ、なんだか素晴らしそうだ。ドラゴンボール風に言うなら「オラ、ワクワクしてきたぞ!」です。思っていた事をしっかり形にしている文化や技術があり、既にそれが浸透して当たり前になっている。なんだか少し嬉しくもありました。

 で、思ったのです。

 これにべんがら塗れないかな、と。

 正直塗れるかどうかわかりません。ウレタン仕上げしてる事が多いようで、ウチのやり方でちゃんと定着するのかどうか。そもそもどんな質感なのかも強度がどれくらいなのかもわかりません。

 でも試してみたいし、その価値はあると思うのです。

 という訳で早速発注しました。たぶん今週中には届くのではないかと勝手に思っていますが、とてもワクワクしています。こういったエシカルな意識はもっと日本でも根付いていいと思う。昔あれだけ「MOTTAINAI」って言ってたんだから。

 リサイクルレザー、届いたら色々テストをしてみます。上手く使えるようなら、現行の牛ヌメシリーズとは別のリサイクルレザーシリーズというラインナップを作ります。もちろん利用が難しそうなら断念はしますが。研究に値すると思うのです。

 こういう時が一番ワクワクします。新しい何かが生み出されるかどうか。どうなるかわからない未知の状態。さぁどうなるやら。

 届いたら実験して御報告します!

 

 お付き合い、ありがとうございました。