MATCH Leather Works の All That's BANZAI !

長濱レザーのMATCH Leather Works

御依頼品、やってます

 MATCH Leather Worksでございます。

 結局全然ブログを更新出来ていないダメ人間でございます。Twitterはかなりの頻度で更新してるんですけどねぇ…

 作業の事をしっかり更新すればいいのかもしれませんが、なかなかどうして…遊んでる訳じゃないんですよ!しっかり仕事してるんですよ!でも写真とか上手に撮れないからあんまりブログ映えしないかな、とか考えちゃうとどうにも…

 まぁ言い訳ばかりしてもしょうがないので、ちゃんと文章書きます。

 最近は御依頼品の製作仕事をモリモリ頑張っております。具体的に「コレ入れるからこういうサイズで!」というものから「なんかこんな感じでね、そんでこんな雰囲気で…あ、デザインはお任せします」というものまで。

 前者はとっても助かります。商品のスペック表いただけたり現物持ってきていただいて実測出来たりすると、店主はとっても安心です。後者の場合は結構な勢いで店主の頭から黒煙が吹きます。半泣きです。

 まぁ泣いててもしょうがないので、いろいろデザイン考えたりしながらお仕事をする訳です。当然ながら具体的な数値が見えているモノの方が早く仕上がります。

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 例えばガラホケース。具体的に使用されている機種やスペック、細かいご要望までいただけたので製作自体はとてもスムーズに進みました。革自体がストック切れで塗り作業を終えてからの製作になってしまい、お時間をかなりいただいてしまいましたが…

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 他にはタロットカードケース。ハンドバッグみたいに可愛いヤツ、という御依頼。完全にミニハンドバッグにしました。当方のレギュラー商品「MEISHI BOX」からの派生品ですね。こちらも現物を実測させていただけたのでかなりのスピードで製作が出来ました。

 で、問題はお任せパターンです。どれだけ図面作っても「え?これでいいの?ホントに?」と頭がグルグルする訳です。しかも構造が特殊だったりすると尚更。もちろんガッツリ頑張りますけども。

 ですので、出来れば御依頼の際はしっかりコンセプトや収納するモノのスペックをいただけるととっても助かります。

 ちなみに御依頼品製作の流れとして…

①いただいたスペックなどから紙で試作、ご確認

②床革などで問題がないか試作、ご確認

③本製作

 という流れになっております。ですので、メールで画像をチェックしていただいてというやりとりをチョコチョコさせていただきますので、どうぞ御協力お願いいたします。

 スペックしっかりいただいている御依頼があとひとつ。お任せパターンの御依頼がひとつ。構造的に正解が見えず迷路に入ってる御依頼品がひとつ…

 …頑張ります!

 

 お付き合い、ありがとうございました。

アジト2階がおおよそ完成

 MATCH Leather Worksでございます。

 PC手に入れたしガシガシとブログを更新するぞ!とは口ばかり。さっぱり更新してませんね。ダメ人間ですわ、こりゃ。

 そんな自分にめげずに今日も頑張っております。

 さて、前回更新時にいじっていたアジトの2階。かなり進行しております。

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 照明を古い蛍光灯から電球色LEDに変更。ちょっと棚をつけたりしました。なんだか謎の雰囲気を醸し出しております。このなんとも言えない妙な雰囲気、大好物だったりします。

 棚を取り付けただけで一気に生活感が出るんだから、面白いモンです。

 修繕の際に余った緩衝材がいい感じに的になるので、お座敷シューターとなって楽しめるステキな状態になりました。とりあえずこの棚にはマンガ類が並ぶ予定になっています。

 奥の壁にはギターとベースを掲げる予定。あとは有孔ボードでも取り付けてフックいっぱいぶら下げようかしら。その辺はまぁボチボチ追加していきます。

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 入口側は厚いカーテン。ホントは窓の所もそうなる予定だったんですけどね…なんでしょう、このスカスカなカーテン。

 正体はダイソーさんのカーテン(300円)なんですけどね。【遮光は完全ではありません】くらいの感じで書いてあって「完全じゃなくていいよ!ある程度でOK!」と思った訳ですよ。で、結果コレですよ。スケスケの助ですよ。

 いいですけどね、別に。なんか面白いし。

 ちなみに15日には畳が入れ替わる予定なので、2階の改修はほぼ終了となります。寝具を放り込めば眠る事が出来ます。

 つまり呑みに行けます!

 サイコー!

 いや、ホントは半裁革の裁断とか深夜作業の休憩とか事務仕事スペースとかここで何かやりたいという奇特な方にお貸ししたりとかがメインなんですよ!

 畳が新しくなったら、まずはミニ四駆のコース設置してセイントドラゴン走らせたいと思います。

 

 お付き合い、ありがとうございました。

お店じゃないよ、アジトだよ

 MATCH Leather Worksでございます。

 持ち運べるサイズのPCを手に入れたおかげで、湯たんぽを放り込んだお布団に横になりながらブログを書けるという至福の時間を手に入れる事が出来ました。

 う れ し い !

 さて、MATCH Leather Worksの工房は「アジト」と呼んでいます。本来ならば「店舗」であるべきなのですがアジトです。

 じゃあ、なんでアジトなの?

 あくまでもそこは作業場であり製作スペース。そんな場所くらいは自分の好きなモノに囲まれたい。それは漫画だったりゲームだったりギターだったりミニ四駆だったり。アニメや映画も見れるしじっくり文章も書けるしネット環境も整えた。つまりは完全な自分専用の隠れ家、秘密基地です。くだらない事を考えていろんな人を楽しませたい。悪だくみをするならアジトって名前に惹かれます。

 そんなアジトに遊びに来てくださった方とおしゃべりしたり一緒にゲームして遊んだり音楽や芝居について談義したりミニ四駆カスタマイズを考えたり。そんな中で自分の仕事を実際に見てもらって、製作物に込めた思いを伝えられたり出来れば幸せです。お買い上げいただけたなら五体投地で感謝の意を示したくなります。

 革屋で購入されるモノは実用品がほとんどでしょう。例えばお財布を買って、翌月にもお財布を買って…なんて事はあり得ません。お値段もある程度は高額になってしまうので、敷居が高くなってしまいがち。

 なので【湖北の地域風習を転用した皮革、長濱レザーの製造・販売】というオフィシャルな紹介とは別のコンセプトが自分の中にあります。

 【遊びに行ける革屋】

 何か買う時だけ行く場所でありたくないのです。人が集まって面白い事を考える隠れ家になって欲しい。ついでに珍しい革も作ってるから見ていって、くらいの感じです。ファミコンだけしに行くのはちょっと気後れする…という方は試作品に意見くださったり変なネタを提供していただければサイコーですし、そもそもおしゃべりしてくださるだけで私はとても嬉しいのです。

 長浜という街は曳山を代表した祭や神事、戦国武将を絡めた歴史的な部分といったメインカルチャーの保護は実は結構進んでいるように思います。その代わりサブカルチャーは凄く弱いように感じています。

 音楽や演劇や文筆や絵画など。こういった事は変わった人がやっていて、金にならない無駄な事と思われているように感じるのです。特に田舎では。

 だから、そういった事をする人達の交流の場のひとつになれれば、とも思っています。そんな場所だからこそ【アジト】と名乗っていたいと思うのです。もしかしたらこれがアジトと名乗る本当の理由なのかもしれません。

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 さて、そんなアジトの2Fをボチボチと修繕しています。ボロボロの壁を板張りにしました。強引に自分で!塗装するかそのままにするかは未定!

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 写真右の押し入れ内部の壁も直さないといけませんし、建具も作り替えなければいけません。写真左の建具は建物が傾いている影響でハメ殺しになってしまい動かせません。

 直さなければいけない所ばかりですが、ココも直して悪だくみスペースにしたい!

 

 そんなMATCH Leather Worksですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 まずは遊びにおいでください。おしゃべりしながらコーヒーでも飲んでファミコンして遊びましょう。

 話はそれから。

 

 お付き合い、ありがとうございました。

革こぎん、始めるかもしれません

 MATCH Leather Worksでございます。

 早速ブログを更新しているのは、折角手に入れたX230ちゃんで文章を打ちたくなっているから。ThinkPadのキーボードは評判がいいのは知っていたのですが、ホントに打ちやすい。FnとCtrlの位置が逆なのが個人的にはネックですが、こんなの慣れれば問題なし!そのうち戯曲的なモノも書いたりしたいので、この打鍵感は非常に素晴らしい。

 と、新しく手に入れたツールのお話は置いといて、今回は少し新しく思いついた取り組みについて。

 いきなりですが、【こぎん刺し】というものをご存知でしょうか。

 青森県津軽地方で伝統的に伝わっている「刺し子」というもので、麻布に刺繍を入れていくってヤツです。

 気になる方、一応wikiだけ貼っておくので良かったらチェックしてみてください。木綿が取れなくて麻布で野良着を作ってたんだけど、麻は目が粗いので風を通しちゃう。だから刺繍入れて布地の目を埋めて暖かくなるようにした、との事。

 刺し子には件の【こぎん刺し】の他に青森南部の【菱刺し】と庄内の【庄内刺し子】の三つを合わせて日本三大刺し子というそうです。では、何故よくわからんモノを好んで作る革屋のおっさんがそんな伝統的でステキなものに着目したのか。

 ある意味理由は簡単。

 ウチの母親が津軽の出身だから。

 長浜市合併前の伊香郡というド田舎に生まれた父と青森は北津軽群というド田舎で生まれた母。その間に生まれた自分は、現在住んでいる長浜市の風習を転用した長濱レザーを製作しています。

 「長浜がもっと元気になればいいな」という思いの片隅で、母親が住んでいた土地をほとんど知らない事に気づきました。何せ大学生の頃、夏休みに一週間ほど遊びに行ったきりです。青森の祖母は方言が激烈にキツく、何を言っているかまったくわかりませんでした。宇宙人と会話をしているような不思議な一週間でしたが、母から言えば、それでも相当わかりやすくしゃべっていたそうです。

 正直それくらいの思い出しかない母の生まれ故郷。なんだか寂しくなってしまいました。母も最初は長浜に対してそれくらいしか知らなかったはず。きっとこちらに嫁いできた時、とても心細かったと思うのです。まったく知らない土地、方言も違うし友達もいないし喧嘩したって逃げ帰る場所もない。それでも歯を食いしばって自分を育ててくれた訳です。

 そうやって頑張ってきた母が生まれた土地の風習をもっと知らなきゃいけない。そんな気がしたのです。

 そこで行き当たったのが【こぎん刺し】でした。

 自分が取り組んでいる長濱レザーと、津軽に残る伝統的なこぎん刺し。この二つを組み合わせて革こぎんが出来ないか、と今考えているのです。

 針と糸には慣れてるしまぁなんとかなるでしょ、とナメてかかってました。

 いや、正直これはヤバい。手間がハンパない。

 何がヤバいかというと、刺し子って縦糸に対して横に奇数目で幾何学的な模様を刺繍していくのですが、革には当然縦糸も横糸もありません。

 自分で全部穴を開けないといけない、という事です。

 もちろん菱目で開けるなんて出来ません。目打ちで一つずつ手で穴を開けます。伝統的に伝わっている「モドコ」という図案があるんですが、これが細かい!そしてこれを布にあしらっていくんですが、ワンポイントじゃないんです。全体的にバリバリ入れていくんです。

 ヤバい、マジでヤバい。

◆◇何がヤバいか◇◆

①凄い数の穴を目打ちでひとつずつ開けていく

幾何学模様だから規則正しく開けられないと全然美しくない

③大きく作ると糸がたるむから限界まで細かく作らなければならない

 はい、ヤバいです。図案の転写だけで心と右手が折れそうになりました。ナメてました、すいません。

 でも、やってみたいのです。

 だからやってみました。

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 まず試作。緑ステッチは3mm間隔の図案。紫ステッチが2mm間隔。3mmでは一番長く糸が渡る部分が何かに引っかかって糸が切れてしまいそう。実際に製作していくなら2mm間隔が限界でしょう。正直これ以上は細かく出来ません。革が切れてしまう。

 じゃあやってみたい図案を転写しましょう。図案は写真とか見てなんとか読み取って自分で2mm方眼書いて穴開けました。

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 出 来 る 気 が し ね ぇ !

 猫の足という可愛らしい図案なのですが、この時点で心が折れそうです。本気でやるなら革全体にこれが並んでいる、という事になります。もちろん他の図案との組み合わせになるのですが、そういう問題じゃない。

 いや、やると決めたからにはやる!

 オイラはそういう男だ!

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 頑 張 っ た !

 正直メチャクチャ大変だったけれど、完成した時の美しさに少し言葉を失いました。

 滅茶苦茶カッコイイじゃないのよ、アナタ!

 革を厚くしないと、糸の張力で革が歪んでしまう。なのでインテリア的なプレートものを作るか、現在作っているペンスタンドやマウスパッドにこれをあしらうか。今の所これくらいしか実用が思いつかない。

 でも美しい。

 

 父の故郷と母の故郷。掛け合わせて新しいものを生み出す。そんな取り組みが始まるかもしれない。

 乞うご期待。

 

 お付き合い、ありがとうございました。

恐ろしく遅い謹賀新年

 MATCH Leather Worksでございます。

 猛烈久しぶりなブログの更新、皆様お元気でしょうか。と、その前に…

 

 超絶遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 ハイ、御挨拶が遅過ぎてブン殴られそうな勢いですがどうか御容赦を。「言い訳なんて聞きたくないのよ、さぁ誠意を見せなさい」というお言葉はごもっともなのですが、所謂家庭の事情というヤツがありまして…ほとんど自宅でPCを触れる環境になかったのでございます。

 そんなヤツがなんで急に長文書き出したかって?そりゃもう…

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 こういうイカしたヤツを導入したからです!12,5インチの小さなボディなので、アジトでも寝室でもスタバ的な所でも、遠慮なくエンターキーをターーンッッ!と出来るようになりました!まぁCPUが省電力な子ではないので、屋外用途には向いてないんですがね…

 今回購入したのはThinkPad X230という、結構昔の機種。少し前からメーカーリファビッシュ品がたくさん出てまして。ぶっちゃけスペックの割にかなり安い。正直ね、コレで私は十分過ぎるくらい十分です!むしろかなり満足してますよ!むしろこれで、アジトでブログ書いたり簡単な図面作ったりメール対応したりYoutube見たりゲームしたりネットサーフィンしたり出来る訳ですからね。いや、すいません。ちゃんと仕事します。

 とりあえず何が言いたいかって「ブログの更新頻度は増すぞ!」という事です。

 もう少し書きたい事もあるのですが、それはまた後日。新しい取り組みや製作ネタ、もしかしたら再度クラウドファンディングに挑戦する事になるかもしれません。

 乞うご期待!

 

 お付き合い、ありがとうございました。

ちゃんと生きてますよ!

 MATCH Leather Worksでございます。

 ビックリするくらいブログが更新出来てません。「死んだかな?」と思われるくらいノータッチです。大丈夫、生きてますよ。

 アジトへ通勤するようになってから…

  ・通勤時間が追加
  ・家事負担増加
  ・猛烈に風邪をひいた

 上記3点により、全然時間が取れませんでした。更新を楽しみにしてくださっていた女子高生の皆様(希望)本当にすいません。

 実はブログは結構時間を掛けて書いています。適当な文章に思えますが、案外一生懸命考えているのです。なので、背後で息子ちゃんがギャン泣きしてたりすると全く文章が思いつきません。

 という訳で、ブログの更新はかなりスローペースになると宣言してしまいます!その代わりと言ってはなんですが、Twitterの更新はかなり頻繁に行っています。短文をスパッと投稿出来るのは、こういった時に非常に助かります。

 MATCH Leather Worksの中の人、生きてるの?と思ったらTwitterをチェックしてやってください!当方サイトの上部にアイコンありますので、そちらからどうぞ!

 で、一か月何やってたの?という所。

 し ご と !

 一応頑張って仕事しております。時期的にふるさと納税の受注が増加しておりますので、結構手一杯です。なんせ一日に何個も作れるようなものではありません。名刺入れなんて一日で1個と半分しか作れません。完全に価格設定を間違えています。ですが今はもう仕方ありません。

 なので2019年1月を目途に価格設定の見直しを行います。

  ・革質の向上
  ・工程の見直し

 この辺をやっていきますので、基本的に価格は上がると思っていただいて間違いありません。中には下がる子もありますが。逆に言えば今の価格で買えるのは今のうちという事でもあります。これを機会に、是非一度ご検討くださいませ。

 アジトも少しだけ手が加わりました。2階へ向かう引き戸がなかったので、ちょっと頑張って作りました。

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 まぁ材料はホームセンターで買ってきた木材とカラーベニヤを組み合わせただけなんですけどね!案外なんとかなるもんです。

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 開けると上へ向かう階段が出現します。さながら忍者屋敷。この引き戸がないと、2階から冷気がガンガン入ってくるんですよ。石油ストーブガン焚きしても身体が震える始末です。会いたいならまだしも誰かに会いたい訳でもないのに震えるんだから、もう引き戸を作るしかないですよね。

 あと、入口に簡単ですが看板が出来ました。

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 はい、この子です。結構気に入ってるのですが、発注時にミスって黒の色味が違う所があります。ガッデムシットではありますが、もうなんともなりません。見なかった事にして毎日門番をしてくださっています。ですが門番としての力が強過ぎて、あまりお客様を近付けてくださいません。どうぞ皆様遊びにおいでください(真顔)

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 新しいボウタイを作ったり、サコッシュの試作を作ったりもしています。どんどん進化していきたいと色々企んでおりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 2階の改修もしないといけないんですけどね。まだ全然進んでいないのです。ミニ四駆のコースは置いてるんですけど。

 

 お付き合い、ありがとうございました。

アジト、始まりました!

 MATCH Leather Worksでございます。

 本日無事に工房兼ギャラリー、俗称「アジト」がスタートいたしました。

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 写真は頂きもの。ステキな感じで撮影していただきました。

 見ていただいてわかるように、外装は完全にオンボロです。モルタルも汚れたままだしパッと見てお店とわかる状態ではありません。でも、それでいいと思っている自分がいます。

 煌びやかなブランド物の路面店ではなくあくまで工房、今日来て頂いた方の言葉を借りればオープンファクトリーというヤツです。豪華絢爛な飾りつけや仰々しい看板が似合うともあまり思えません。そして昔からそこにあった建物やその風景はそのままに、中身が入れ替わって動いていくという事に面白みを感じています。ハードはそのままにソフトが変わっていくといえばいいのでしょうか。難しい事はよくわかりませんが、なんかそんな事を考えています。

 ただ「なんか入りにくい」という声もあるので、せめてオープン時にだけ出す看板を作っておこうかとは思います。まったくデザインは考えついてませんが…

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 出窓から外を見るとこんな感じ。朝はちょっと寂しかったアジトですが、帰る頃には緑が増えてちょっとウキウキしてしまいます。

 ちなみに黒い壁は全て黒板。告知とかをカリカリ書いています。これって実は超絶便利で、思いついた事を壁に書き殴れるという素晴らしさ。インパクトもあるし落書きし放題!個人的にはやってよかった内装です。

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 ヒゲのおっさんがニヤついてます。この正面にある展示棚で工房スペースとお客様スペースが仕切られています。スペースの使い方は物凄く悩んだのですが、結局最初に考えた案を採用。手間はかかりましたがだいぶ気に入っています。

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 工房を移転したからといって特段何かが変わるとは思っていませんでした。販売も可能になっただけで、自分がやる事は何も変わらない。

 でも色んな方が支えてくださったり期待してくださったり面白がったりしてくれます。少しでもそう思っていただけるのは本当に有り難い。花とか観葉植物とかいただけるなんて思ってもいませんでした。

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 自分がツイッターでボソッと「アジトにアコギ置きたいけど持ってない問題」というしょーもない呟きに反応して、使ってないからとアコギを置いていってくださったり。

 とても幸せ者です。

 本当にありがとうございます。

 

 これからアジトでの仕事が始まります。自宅工房よりは皆様に会いやすくなったかと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

 

 お付き合い、ありがとうございました。