MATCH Leather Works の All That's BANZAI !

長濱レザーのMATCH Leather Works

ぼくがやっていること

MATCH Leather Worksです。

なんだかんだで開業してから6年が過ぎました。
地元滋賀県長浜市から失われつつあるべんがらを使った赤塗りの街並みを革製品に託した長濱レザー。
その仕立てとそれを用いた革製品の製作から工房は始まりましたが、今となってはなんでもアリの自由業のようになってきました。

お客様に求められるモノも多岐に渡り、はじめましての方には「何をやってる人なの?」と疑問に思われる事も出てきた昨今。
この辺で一度【ぼくがやっていること】をまとめて、いままでとこれからの皆様への名刺代わりに置いておこうかと思います。

何が出来るの?

実は色んな事が出来ます。
製作に関して物凄く大きく分類すると…

レザークラフト

・レーザー加工

以上の二つに分類出来るのですが、その詳細が少々厄介なのかもしれません。
では上記を細分化してみましょう。

レザークラフト
 →長濱レザー
 →一般革小物
 →ペストマスク

・レーザー加工
 →ゲームサプライ
 →アクセサリ

と、こんな感じになります。
ここから更に細分化出来るのですが、ややこしくなるのでひとつずつ解説してみましょう。

長濱レザー

これがウチの基幹事業。
地域から失われつつある日本家屋のべんがら塗りを皮革に活かし、独自技術で塗装を行った【長濱レザー】を製作しています。

知らない人は本当に知らない【べんがら】と知ってる人は知っている【柿渋】を牛ヌメ革に塗り込んでいます。刷毛で薄く塗っては乾かしそれから磨いてまた塗って…と繰り返し、それにより生まれる木目を思わせる表情が一番の特徴でしょう。

ちなみにべんがら、科学的に言えば第二酸化鉄ってどんなもの?と言えば、見た目はただの真っ赤な細かい粉末。歴史的な部分はwikiにでもお任せしますが、べんがらには耐候性、耐水性、耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性…と、要はとっても優秀な性質を持っています。

更に柿渋は渋柿の絞り汁を発酵させた物で、防水・防腐・防カビ効果に収斂性も高い液体。乾燥すると硬い塗膜を作ってくれます。補足として、収斂性とはキュッといい感じに素材を引き締めてくれるナイスな性質です。サイコーですね。

パッと見ただけで優秀な性質を持つ二つですが、これってよく考えるとヌメ革の弱点を補うのにピッタリ。カビに気を付けたり水染みや小さな擦り傷が気になったり…
昔からの材料でこれらを和らげてくれるんだから塗らない手はない訳です。

そんな訳で研究を重ねて、地域の風習を後世に伝えつつヌメ革の弱点を補うマテリアル【長濱レザー】が誕生しました。

長濱レザーを皮革材料としても販売しようかとも思ったのですが、とてもじゃないですが販売する数が作れません。自分が作品に使う分で精一杯。お財布や名刺入れなどを製作・販売しています。

長浜市ふるさと納税返礼品として取扱いがあるので、さとふるや楽天ふるさと納税でチェックしてみてください。

一般革小物

勿論製作は長濱レザーだけで行っている訳ではありません。国内タンナー様の革をメインにした革小物も作ります。革と言えばイタリアンレザーと言われがちな昨今ですが、国内革は物凄くいい革たくさんあります。日本人なので日本のタンナーさんの革を使いたいのですアタシは。

さて、じゃあ何を作ってるんだって言われると【なんでも作ります】でしょうか。作りたくて尚且つ皆様の役に立ちそうなモノを作るし役に立たないモノも作るしオーダーでも色々やります、ってお話です。ウチはカービングやウェットフォーム系造形はやりませんが、それでなければ大体なんでもやります。

お財布などのトラディショナル系アイテムからあまり販売されていないような障碍者手帳カバーとかなんかいい感じのレザーゴーグルにエリアトラウト用スプーンケース果ては金貨を詰めてテーブルにドシャッとやりたくなるような冒険者が持つ革袋まで思いついたり御依頼されれば色々と。

まずは相談だけでもお気軽にどうぞ。

ペストマスク

Twitterではペストマスク作家としての自分が一番有名かもしれません。実は長濱レザーよりも長い期間作っています。最初は1枚モノ、紙芯材を入れたモノ、最終的には革芯材を使ったフルレザーペストマスクになりました。

最初は「出来るかな?」という興味本位だけで作ってたんですが、気が付けば自分の代名詞になっていました。人生わからないモノですね。

一般的に黒・白・茶で作られる事が多いペストマスク。しかも不気味な雰囲気とセットになって。個人的にはそれがどうしても気に入らないのです。

世間的には死や魔術的、あるいは人外の要素を求められるペストマスクですが、自分にとってそれはちょっと違うのです。人を救う為にマスクをつけて疫病と戦った医師達はヒーローであるべきだと思うのですよ、マジで。なので、ペストマスクからネガティブな要素を払拭したいと製作を続けています。

派手なカラーや稀少な革で製作したり様々なコンセプトで装飾をつけたりと、自分なりにペストマスクを陽の者にしたいのです。最終的にはウチのペストマスクをつけたダンサー様でブレイクダンスのバトル動画とか撮影したいですねぇ。ヘルメット×ペストマスクでヘッドスピンとか見たい。

ゲームサプライ

ここからはレーザー加工による製作。MDFやアクリル、勿論革も使って、TCGを中心としたゲームサプライを製作しています。なんせウチではマジック:ザ ギャザリングを推してますので。デッキが崩れないようにと製作したモノや持ち運べるダイスタワー、せっかくアナログで遊ぶんならライフカウンターも要るよね、等色々やっています。

御要望があればボードゲーム用のサプライなども製作いたしますので、お気軽に御相談ください。自分だけのグレードアップパーツや小ロットサプライなど、色々出来る事ありますよ。

アクセサリ

材料は同じですがアクセサリも作ったりします。

メジャーのようなブレスレットやSNSに飛べるQRコードを仕込んだアクリルチャーム、層構造にしたアクリルプレートなど。

このジャンルはネタの分類になりますが、QRチャームはSNSが交流の中心になった昨今ではアカウント名を提示しておけるちょうどいいアイテムだと思っています。

こちらも是非お気軽に御相談くださいませ。

製作関連はまず相談!

たくさん書きましたが、結局の所「ご相談ください」がまとめになってしまいます。

人によって欲しいモノなんて違います。文面としては同じオーダーでもお客様に聞き取りをすると全然その姿が違う、なんてよくある話です。だからウチでは【おしゃべりをする】を最も優先しています。

オーダー内容から色々聞き取りをしたり「実はこんな事に困ってる」「そういえば実はこうしたい」という気付きに関してはおしゃべりで掘り出される事が殆どなので、是非【おまかせ】ではなく、バシバシおしゃべりしてくれると嬉しいです。おしゃべりしましょう。

まだまだたくさんあります

ここまで正直かなり割愛しながら書いてますがそれでもかなりの長文。なのに店として出来る事がまだまだ終わりではないというのがヤバいですね。

以下にザックリ書きますが、その辺はまた後日にまとめてみようかと思います。

レザークラフトワークショップ
 →一般革小物を短期から長期にかけて教室・ワークショップが可能

・ペストマスクワークショップ
 →装着タイプから極小タイプまで、ガッツリ御指導いたします

・ゲーム貸卓
 →MTGやミニチュアホビーを中心とした貸卓業務

ゲームズワークショップ公式取扱店
 →ウォーハンマーの販売や予約出来る公式ショップです

出来る事あり過ぎてヤバいですね。これを一人親方で全部回してるのもある意味ヤバいですが。


そんな弊店を、是非よろしくお願いいたします。
リンクはコチラ!!

www.nagahamaleather.com