アウトレットだけじゃありません
MATCH Leather Worksでございます。
少々遅くなってしまいましたが、18日のBooBooマルシェならびに19日の近江神宮マルシェ"S"に足をお運び頂きましてありがとうございました。
両日ともにカラーものアウトレット「さよなら、カラー」を開催致しましたが、なかなかの好評でした。正直かなりの激安価格です。「ホントに革なの?」と仰る方もおられましたがご安心下さい。自分が丹精込めた作品達です。
このアウトレットにはちゃんと意味があります。単なる在庫処分ではありません。べんがら塗りの長濱レザーを始めてから、今までのビビットカラーの作品達はタンスの肥やしとなっていました。全て誰かに使ってもらいたくて作った作品達です。ならば誰かの手に渡って、彼等がやるべき仕事をしてもらいたい。そしてお客様とお話をする中で、自分が今進めている事をお伝えして知って頂きたいのです。
「知らない」は「存在しない」と一緒。
以前からずっと考えている事ですが、最近特に実感します。まだまだ知名度がありません。社会的信用もありません。なので「いいモノがあるぞ」と知って頂きたいのです。
後押しして下さる方にもたくさん巡り合う事が出来ました。本当に有り難い限りです。「長濱レザー?何それ?」から「長濱レザー?知らないの?」になるまで頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
また長浜に来ていただく為に
長濱レザーを始めたきっかけは、べんがら造りの家屋という風習を守りたいという想いからでした。力及ばずそれがなくなったとしても手回り品としてこの風習を伝え残し、いつの日か自分が生まれ育った赤い街並みが復活して欲しいと考えるからです。
湖北に残る赤い街並みはとても力強く魅力的です。長浜駅中心部ではなく、少し離れた所を見て回ると肌で感じて頂けるのではないでしょうか。
例えば木之本駅で下車して木之本地蔵院様へ向かってみて下さい。そこから伸びる宿場通りには昔からの建物やべんがら造りの建物が軒を連ねています。美味しいお酒にお醤油など、地元を昔から支えてきた沢山の産物。そして独特の赤い街並みが魅せる風情は素晴らしいものです。赤は昔からの土地の色であったとも言えます。その伝統の赤を伝えたいのです。
街の個性的な一面は中心地から少し離れた所にあったりします。大阪は新世界を指す「ディープ・オオサカ」のように「ディープ・ナガハマ」とでもいいましょうか。そういった側面も皆様に愛してもらいたい。そういった面白さが「また長浜に行きたいな」に繋がると信じています。
その一端を担う事が出来れば、長浜市民冥利に尽きるというものです。
どうぞ長濱レザーをよろしくお願い致します。
12月の予定
さて、11月は私用の為に対面販売はもうございません。多くはありませんが12月の予定をお知らせ致します。
12/2(土) フォレオこだわり手作りマーケット@大津
12/9(土)~10(日) クリエイターズマーケット@名古屋
12/24(日) えきまちハッピーフェス@長浜
もちろん工房に直接おいで頂いても結構です。事前に御連絡頂ければご案内致しますのでお気軽にどうぞ。ホームページに掲載している通りの民家の離れ工房ですが、田舎体験はきっと出来るでしょう。
今回は真面目な事ばかり書いてしまった気がします。次は楽しい事を書きます!
お付き合い、ありがとうございました。